デジタイズアダプター JJC FDA-S1

up Date 21 / Apr / 2023


  新しいデジタイズ装置を発見・2023年 3月購入
  詳しく調べてみたら、2022年春頃の発売。気づきませんでした。
  直販サイトで 13000 円前後(税込)照明・ステップアップ・ダウンリング付と Nikon ES-2 よりも安い。



  


  鏡筒は 52mm Nikin ES-2 と同じ径、ステップアップリングは 46・49mm ステップダウンは55・62・67mm
  フイルムキャリアは Nikon ES-2 でも使用出来るし、ES-2のキャリアも利用出来る。
  付属照明の電源はUSBより供給、同梱のスイッチで明るさ調整も出来る。



  各種パーツの組み合わせで、FX 換算 120mm マクロレンズまで対応出来る。
  



  乳半アクリルの色も見た目は一緒。



  JJC の照明器具は、単体でも使用できるようになっています。
  右下の画像は OLYMPUS / OMSYSTEM 30mm Macro での使用感。フィルター外して、鏡筒を最短にして画面いっぱいになります。


CRI ≒ Ra



  上手く説明出来ないけど CRI ≒ Ra らしい。要は立場・考え方の違いの様です。
  気になるところは、照明色温度が 6500kであること。ディライトフイルムの基準光は 5500k 、
  コレがデジタイズにどのような影響を与えるか?を念入りに調べていきます。



  Photo Data
   Camera : Voigtlander BESSA R2
     Rens : COLOR - HELIAR 75mm F2.5
     Film : Kodak E100
        15:23 06 / Mar /2020

  付属する照明に関して・・・
  中心部と周辺部の光量ムラを撮像子が感じ取っている。列車部分が少し明るく・四隅が少し暗い。照度面積・装置の小ささが起因しているものと思われる。
  照度面積の大きい COMET C-PLUS でのデジタイズでは光量ムラは発生しなかった。

  色調に関して・・・
  AWD ( AUTO ) と照明色温度 6400k に設定した画との比較では、色温度を合わせた方が原版との忠実度が良い。
  ただ、フイルム設定太陽光基準 5500k に対して 6500k で撮影する違和感はどうしたものか?
  発色・色のりに関しては、FDA-S1 の方が濃い感じ。理由・原因は良く判らず。。。

  色温度問題に関して・・・
  モノクロフイルムのデジタイズには、過去の実証から影響なし。
  ネガフイルムは、フイルムベース脱色の段階で変わってしまうのでこちらも影響が少ない。
  ポジフイルムは、AWD でデジタイズしても支障ないレベルかもしれない。
  実際、カメラの方では 5500k 前後の色温度で撮影していた。ただ、夕景の色味が足りない。
  この辺をどう判断するかは個人に委ねることとなります。