BALB系・低照度フイルムのデジタル化_モノクロフイルム

Renewal up Date 21 / Apr / 2023

モノクロは難しい。。。


  OLYMPUS OM-D E-M5II
  60 M jpg ( Hight Resolution )
  ISO 200 AWD
  PICTURE MODE FLAT
  Lens M.ZUIKO DIGITAL 30mmF3.5
            ( Macro Lens )
  Light COMMET C-PLUS
  PENTAX DUPLICATER

  いい感じに処理できたなぁ~と、思うも
  下の方を見たら 導光板現象 による乱反射ノイズが・・・
  判りにくいが、ちょうど 赤丸 の辺り

  露出厳しいネガの場合に出てしまう。
  露出不足のネガをプリントしたときに出てしまうあのノイズと同じもの。
  対処がムズカシイ。。。



  トーンカーブのハイライト側を取り去り、シャドゥ部を誇張・強調の調整を施す。

  注:ネガポジ反転しているので

     左下が シャドゥ部
     右上が ハイライト部 となる。


  今回の画像では、黄色い矢印の範囲に全てが集約されている。
  右半分の山は情報とノイズが錯綜していると思って良い。
  なのでバッサリと切り離す。

  欲しい情報はこれだけ。
  タイトに絞り込み、見極めていかないと本当に欲しいものは出てこない。



  黒締まりし、シャドゥ部の色ムラも無くなった。
  ただ、薄雲が消えおぼろ月夜の雰囲気が薄れてしまった。
  
  実際、ここに至るまで何度もやり直しを行った。
  市販の現像ソフトの方がよりコントロールしやすいのかもしれない。

  正直なところ、スキャナーの方が調整しやすい。
  なぜならばネガポジ反転した画像上で確認・調整できるから。
  ネガ読みの難しさはここにある。
  最終的には、撮影者本人が納得しない限り完成しない訳だけど、答えは見つからない。。。
  スキャナーでじっくり調整もフィルム一コマ毎に施しの設定だけでも相応の手間と時間が掛かる。
  出来るなら、手早く取り込み後でじっくりと処理を行いたいのが本音。

  でも、この程度ならたやすいレベル。

  もっと難しい原版もある。
  それらは、追ってご案内予定。