真価の過程

up Date 21 / Apr / 2023

機材更新と不安


  フイルムをデジタル化するにあたり、日々進歩する撮像子の性能向上にどのように向き合うべきか?
  今の撮像子は、フイルム情報の全てを網羅出来ているか?大きさ・画素数は足りているか?など、デジタル化への悩みは尽きない

  フイルムのデジタル化を始めたカメラ ( OLYMPUS OM-D E-M5II ) は 2015 年製 1600 万画素。
  このカメラのハイレゾ機能を使い 60 M ・A 2サイズ相当で保存しているが、
  新しいカメラ・レンズを入手する度、機材更新の名の下、過去の撮影場所を一巡、
  最新画像へアップデートと称して自分を満足させてきた身として、
  デジタル化した画像への影響は如何したものか??。

  個人的には E-M5II の機材で、
  フイルムの持つポテンシャルを余すこと無く取り込んでいると考えているが、
  手間と時間が掛かる作業故、やり直しは避けたい。

  そこで、当ページでサンプルとして用いている画像を使って、
  過去機材(と、言っても現役ですが)・今機材との画質比較を行いました。
  

違いを見つけることが難しい。


  撮影原版は 135 サイズ Kodak EPP 19 / Jan / 1991

  画像3枚を並べてみる。
  発色・風合いも大きな違いは無い。(少し明るい?赤い?青い?) 違いがあっても困る。



  ヘッドマークの拡大画像
  拡大倍率は 100 % を超えている。ノイズの様に見えるものは フイルム粒子

  E-M5II の撮像子容量は 1600万画素 / 6000万画素 Hight Resolution
  E-M5III と E-M1X はの撮像子は 2000 万画素 / 8000 万画素 Hight Resolution と基画素数に 20% のハンデがあるとは言え、
  その違いを明確に述べることは出来ない。
  あえて言えば、E-M5III は少し粗い?。



  こちらの拡大画像は、普通に撮影したもの。
  拡大するとこんな感じだよな~的な画となっている。
  全紙・ A2 サイズ以上に引き延ばし、
  特別な用途での利用が無ければ 三脚ハイレゾ撮影 は過剰な保存かもしれない。



  

これ以上は望めない。


  OLYMPUS / OMSYSTEM のカメラに関しては、
  2015 年発売の OM-DE-M5II 以降の機材であればOK。何も問題は無い。

  この調査・研究で判明したことは、撮像子は既にフイルムのレベルを超えていること。
  4 x 5 サイズ以上のデジタル化については、10000 万画素以上の必要性があるかもしれないけど、
  135 ・ 120 サイズのフイルムに関して言えば、これ以上の画質は最新機材であっても、
  何も変わらない。後は如何にして 原版忠実 を担保出来るか?