ネガフイルムのスキャン(基礎編)

Renewal up Date 21 / Apr / 2023

  Digitaize Data
    OLYMPUS OM-D E-M5II
      HIGHT RESOLUTION(ハイレゾモード)
         ISO : 200
    White Balance : AWD (Auto)
    Picture Mode : FLAT
         Lens : M.ZUIKO DEGITAL 30mm F3.5 ( Macro Rens )
         Light : COMET C-PLUS MAX100%
      Duplicater : PENTAX DUPLICATER

  Master Data
      Minilta P's 
      Program Auto  
      Fiji Film G400 ISO400
      1/May/1993


どんな色が出るか?



 ネガポジ反転する過程で
 何処にどんな影響があるか判らないげと
 撮影モードは フラット を選択。

 何せネガフィルム 、ネガの濃淡は判るけど、どんな色が出るかなんてプリントしないと判らないのが現実。
 唯一、知っていたのは ネガ



 ここで使用・説明するソフトは OM SYSTEM / OLYMPUS  Workspace
 多少違っても、ほかのカメラメーカー・市販現像ソフト・
 PhotoShopでも同じようなことが出来る。

 ホワイトバランス ⇒ グレー点指定

 グレー点をチェックした後 スポイトマーク を選択。
 スポイトマークがオレンジ色に変化します。



 スポイトマークを動かし
 フィルムベースのオレンジ面 をチェックする。



 チェックするとフィルムベース面が白くなり何となく色が見えてくる
 再びスポイトマークをチェック・解除する。

 この処理の意味は、フィルムベースの色を  
 (フィルムベースの脱色) と認識させる意味がある。

 次に手順である トーンカーブ にて、その効果を発揮する。



ネガポジ反転


 トーンカーブ ⇒ チャンネル選択 ⇒ RGB

  次に トーンカーブ を操作する。

  チャンネル選択で RGBトーンカーブ の 赤い線
  左下 から 右上 に向けて
  まっすぐ斜めに引かれている 赤線 
  左上 から 右下 へと、入れ替える。

  やり方としては
  左上の数字 255 → 0
  左下の数字 0 → 255  と、数字を入れ替える。



 この作業が ネガポジ反転

 反転された画像は、モヤがかかった状態ここから画像を削り出し、色出しをていく。
 よく見ると、パーフォレーションのところが白くなっている。
 そこには感光剤が塗られていない。フィルムのオレンジベースの脱色確認の目安となる。



 階調 ⇒ ハイキー

 階調を呼び出し、ハイキー を選択。

 (トーンカーブ操作でも類似する結果は得られます)

 必要に応じて露出・ハイライトシャドゥコントロール・露出調整など
  
 露出調整するときは、ネガポジ反転しているので
 + 補正は - 側に
 - 補正は + 側に スライドさせてください。



 余白をカットすれば、高解像度での加工が完成する。

色調補正


 ネガ特有の 緑っぽい 色調が気になったので調整を行った。



 トーンカーブ ⇒ チャンネル選択 ⇒ G
  
 チャンネル選択の中にある (グリーン)の色調を調整する。
  
 左下から右上へと引かれた 赤線 の上の方を、少しばかり上に引き上げる。




ネガ特有の色合いが消え、すっきりとした色合いになる。



 余談ではあるが、ここで使用したネガは1993年
 北海道・ニセコで撮影した C623
 カメラは、当時パノラマカメラ として売り出された
 Minolta P's

 25mm位の画角のレンズを上下カットし横長にしたカメラ。キャブ(運転台)横に掲げるプレート類を等倍サイズにて切り取った。

 今回現像して判ったことだがコンパクトカメラとは言え、予想だにしない解像力。ここまで文字が判読できるとは思わなかった。