ポジフイルムのスキャン ( 初級編 )

Renewal up Date 21/ Apr / 2023


 Ditize DATA
  OLYMPUS OM-D E-M5II
      Hight Resolition
       ISO : 200
  White Balance : AWD (Auto)
  Picture Mode : FLAT
      Lens : M.ZUIKO DIGITAL 30mm F3.5 (Macro Lens)
      Light : COMET C-PLUS
         : PENTAX DUPLICATER
  
 Master Data
  PENTAX67
      Lens : 200mm F4
          1/500 f4.5
          Kodak EPD
      Date : 12/Aug/1988
 

先ずは原版忠実


  原版忠実となる色調(ピクチャー)モード
  フラットモード にて撮影。

  なにせ30年前以上のフィルム
  経年退色の影響か、全体が黄色味がかっていた。

 ここで注意なのは、撮影(複写)は必ず フラットモード にて撮影すること。

 ここで華美な色をつけてしまうと、退色部分にも色が入ってしまい、原版・原色の忠実性に揺らぎが出る。
 料理で言えば、ここで下味はつけない。

さてと、ここから・・・


 ここで使用・説明するソフトは OLYMPUS Workspace 
 多少違っても、ほかのカメラメーカー・市販現像ソフト・PhotoShopでも同じようなことが出来る。

 ホワイトバランスの色温度設定を変えると色調が変わる。
 ホワイトバランス ⇒ プリセットWB ⇒ 5300k

 試した結果、5300k 設定の仕上がりが良かった。
 ポジによっては、6000k 4000k の方が良いものもある。

 参考情報として、ポジフィルム( Day Light )
 色温度設定は 5500゜k( ケルピン ) 
 昼間の太陽光の色温度を基準に作られている。

色温度調整


 ホワイトバランス・プリセットWBを 5300k にした画像。

  黄色味から青みがかった画像に。
  このフィルムの発色 ( Kodak EPD ) から見て妥当な色合いだと思っている。

仕上がり調整


 色彩調整は、一番最後に行う。

  仕上がり ⇒ Vivid 

 経年劣化による退色は免れない。
 そこで少しばかり、色足しを行う。

 料理で言えば、一番最後に風味としての味付け。
 ごま油・オリーブオイル・ドレッシング・コショウ・山椒・・・みたいな感じで。。。

最終チェック


 判りにくいけど、気動車の色乗りが少し濃くなった。

 その他、露出補正等、お好みにて調整の上、現像すれは、完成となる。



 こうして三種類の画像を並べると、その違いがよく判るかと。
 正直なところ、見比べなければ どれも正解 後は、お好み♪ と、言ったところか。。。