BALB系・低照度フイルムのデジタル化_ポジフイルム

Renewal up Date 21 / Apr / 2023

外光を断ち切る


  如何にしてフィルム面への外光反射を防ぐか?
  
  EPON のスキャナーや Nikon ES-2 ・ Camflix ・ JJC FDA-S1 などを使う場合は問題ないが
  PENTAX DUPLICATER を使うときは要注意!!カメラの隙間から外光が差し込む

  日中写真の場合、さほど気にならないが<バルブ系・周りの暗いフィルムを画像化する場合一工夫必要となる。
  先ずは、カメラの周りの隙間を 黒い布 で塞ぐことから始める。

  黒い布は、なるべく光沢のないもの。埃がつきにくい素材を選ぶ。
  サイズ的には 1mx40cm 程度。
  生地屋さんへ行けば、布地の端切れコーナーにあると思う。かく言う小生も、端切れコーナーにて購入した。



  意図的に、カメラの後ろから光を当てた。

  明るいフィルムであれば気になることもないだろうが全体が暗いフィルムだと光沢面の反射による 面反射 が写し込まれる。

  ミラーレスのカメラであっても、軽い映り込みの場合は撮影時に気づかないこともある。


では、本題に・・・


  今のカメラは非常に優秀である。
  このようなシーンをデジタル化したくても AUTO のままだと感度・露出を調整して必死に明るく撮影しようとする。
  言ってしまうと 一筋縄ではいかない! 事態に陥ってしまう。。。
  無論、RAW から調整していけば・・・との考えもあるけど、できる限り 原版忠実 で取り込みたいのが心情。
  まず、気をつける点として
   ISO 感度を固定
   ダイヤルモードは A か M モードで、絞りは固定
   A モード設定の場合は、露出補正 M モード設定の場合は、シャッター速度で露出をコントロールする。

  全てが AUTO 撮影になれきっている頭の中を、限りなく マニュアルな撮影 に切り替えていかないと上手くいかないこと、多数経験している
  ファインダー・カメラモニター・PC画面とチェックする画面が多ければ良いという訳ではないが あとででもう一度!? は面倒である。
  その点、ミラーレスカメラの場合、モニターで状況把握が出来るので調整が行いやすい。
  Captureソフトが併用出来れば、 PC 画面とカメラモニターとのダブルチェックが行える。