錆びたネガフイルム

Renewal up Date 21 / Apr / 2023

錆びたネガフィルムをデジカメでスキャニング


  1983 年に撮影したネガフイルム。
  当時新発売されたフイルム ( Fuji Film HR ) での撮影
  ネガを知る人には判ると思うが、ネガが赤茶けている。しかも、酢酸臭が漂い始めている状態。

  Photo Data
   RICOH XR-1000S
      135mm F2.8
    Fuji Film HR 400
    DATE : 26 / Mar / 1983



   手順を踏み、色出しを試みた。
  ・・・が、ご覧の有様。トホホ・・・

  色素退色による色焼けの結果
  全体が緑かぶりの絵しか出てこない。



  仕上がり ⇒ カラークリエーター

  いろいろと試し考えた末、カラークリエーターで色補正を行う。

  設定は COLOR : 5
      VIVID : 0



  で~た~ DATA ~ 月が。。。
  では無いけど、ようやく色が出た。
  長年紫外線にさらされたカラー写真みているような・・・
  フィルム周辺部は色が乗ってこない。
  ま、コレは予想・想像の範囲内。
  現像ソフトから離れて、Phtoshopで
  色出しを試してみたが、小生の技量不足・・・思う結果は得られなかった。


スキャナ-に軍配!



  ここはひとつ、フラットペットスキャナー様の教えを請うことに・・・
  EPSON GT-X970 FLATPET SCNNER

  スキャン直後の画像。
  カラークリエーターで作り出した色合いより濃いめ。レトロ・セピア基調で出てきた。



  スキャナー ⇒ 退色復元

  スキャナーにある、退色復元をチェックする。




  あれっ!
   と、言うくらい色が出てきた。

  周辺部の退色範囲は3ミリ程度。

  スキャナーで 退色復元 をチェックすると
  彩度の設定が変わることに気づき、現像ソフトの方でも真似したが同じ結果は得られなかった。

  何か特別なアルゴリズム・設定があるのでしょう。
  恥ずかしながら、小生の力量・勉強不足。解読が出来ていない。。。

  プロラボの話として プロでも 退色復元 は一筋縄では行かないとの事。

  一ついえることは、今回のような再現難しいものはDigitalDupe と スキャナーのダブルスタンダードで保存されることをお勧めする。
  保存した段階で 退色は止まるので。。。


モノクロにすると。。。



  退色著しい場合

  残された方法・手段として モノクロ化

  正直なところ、このような言い方で モノクロ の言葉を使うのは不本意だが選択肢の一つとして、捉えて頂きたい。
  
  モノクロ化することによって全体としての均衡は保つことが出来る。
  あとは 魅せ方 の問題。